風俗業界の職歴は履歴書にどう書く?男性スタッフの転職活動

風俗店で働いた経歴は履歴書にどう書くのがベストでしょうか?ナイトワーク業界から去り、一般職に転職・就職活動する際に色々な工夫があるようです。デリヘルやソープなど業種や店名を書かなくても大丈夫!これまでの経験も活かせる無難な履歴書の書き方を調べてみました。「気になる求人を見つけたけど、風俗の仕事内容をどう書こう…」「一時的に風俗業界で働きたいけど、面接で職歴をどう言おう…」と悩んでいる方もこれを参考にし、安心して応募してみてください!

風俗業界から転職するとき

風俗業界は学歴・経歴不問で男性スタッフを募集しているので、応募のハードルそのものは低くなっています。店が求める人材と合っていて、一般常識があれば普通に面接まではたどり着けるでしょう。だからこそ応募する人も多いのですが、中には「目標があってその資金を稼ぐために、一時的に風俗業界で働きたい」という方もいる思います。また、学生時代に気軽な高収入アルバイトとして業界入りする人もきっといますよね。

そのまま風俗業界で働き続けるのならいいのですが、問題は風俗業を辞めて一般職に転職・就職を考えた時です。

履歴書に書く職務経歴に「風俗店勤務」と堂々と書ける人は少ないはず。
転職先の職種にもよりますが、よっぽどのことがない限りあまり良い印象は持たれません。かといって「職歴なし」でブランクが空くのも印象が良くないし…ではどうすればいいのでしょうか?

これから風俗業界で一定期間だけ稼ぎたいと思っている方のためにも、現在業界にいて転職を検討している方のためにも!転職に不利にならないよう自分でできる職歴対策や、勤め先の風俗店(企業)から受けられるサポートなどをご紹介します。

1. 正直に言うパターンもあります

まず最初に、ごく稀ですが風俗職歴を正直に書くパターンもあります。
転職希望先の業種や状況によっては、それほどマイナス要素にならない場合もあるからです。店長やマネージャークラスにまで昇格していた人なら管理能力のアピールになりますし、デリヘル送迎ドライバーでも一般の送迎業務に転職するなら無駄にはならない経歴です。

こういう場合は転職活動している理由を「やはり健全な業界で長く務めたいと思い…」「将来性があり、充実した環境の職場で働きたいと思い…」など、相手先を持ち上げる工夫をすれば、これまでいた職場を無駄に貶めなくて済みます。この場合でも店名を書く必要はないので、次項をご参照ください。

※「健全な業界で…」と書きましたが、今は風俗業界もかなりクリーンになり、法人経営しているまじめなところもたくさんあります。掘り下げて聞かれたわけではないのなら、過去の職場の悪口を言う必要はなく、過去でどんなことを学び、今後に活かしたいかなど前向きな説明をしたほうが印象が良いでしょう。

2. 店名や業種は書かなくて大丈夫!

社名・企業名を書く

履歴書に「デリヘル◯◯東京店」や「吉原ソープランド♦♦」など正直に店名や風俗業種を書かなくても大丈夫です!
多くの風俗大手グループでは会社形態をとっているので、そちらの社名を書けば問題ありません。「株式会社◯◯」や「◆◆グループ」などですね。経歴を正直に打ち明ける場合でも、この書き方をすればお店のことまで深く探られずに済みます。

もし聞かれた場合でも、業種をソープランドやデリバリーヘルスではなく「接客業」「飲食業」「事務」とする方が多いです。アルコールの提供がある風俗店なら飲食でもいいですが、そうでないお店なら接客業、内勤スタッフでしたら事務が妥当でしょう。どんな業務をしていたか聞かれた時に、答えやすいものがベストです。

そう考えると、風俗店の運営スタッフというのは受付業務だけでなく清掃・備品管理・キャスト管理・売上管理・イベント調整・広告戦略など色々な仕事をこなしているので、すごいことですよね。風俗という枠にとらわれず、しっかり働いて結果を出してきた方は、次に進むのがどんな業界でも活躍できると思います。

アリバイ会社を利用する

大手グループや大型店の中には、アリバイ会社を用意してあり、そちらに在籍していることにできるところもあります。飲食業や美容業など一般の店舗を手掛けている会社もあるので、在籍証明などの書類発行にも対応してもらいやすいです。アリバイ会社の待遇がある風俗店なら、一度上の人に相談してみましょう。

個人経営・家業手伝いにしておく

個人経営の飲食店にいたていにしたり、家業手伝いをしていた、と書く人もいるようです。その際は履歴書に「◯◯社 入社」と書くのではなく「勤務・退職」「従事・退職」と書くと良いです。(※個人経営や家業でも会社形態だった場合は「入社」で大丈夫です)

キャストの女の子は「知人の紹介でスナックでアルバイトしていました」「友人が経営するバーにいました」などと説明する子もいて、その場合は「お店が閉店してしまったので」という転職理由を添えるそうです。閉店したことにすれば、もし調べられてもお店に行きようがないので無難といえば無難ですね。

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例:個人経営のお店にいた場合
飲食店◯◯ 勤務
飲食店◯◯ 退職
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例:自営業の場合
家業の飲食業に従事
運営事務として電話受付や帳簿入力、シフト管理などを担当
一身上の都合により退職
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風俗店の男子スタッフの仕事は、たとえ電話受付だけだったとしても立派な仕事です。得たものがあるなら「コールセンターにいた」「電話オペレーターをしていた」というテイすれば、仕事内容や経験を話しやすいでしょう。どこでどう活きるかわからないので、仕事はまじめに取り組んでおくのが一番です☎

3. かけもちで職歴を作っておく

副業でデリヘル送迎ドライバーをする場合や、最初から週3~4日程度のアルバイトスタッフとして入店する場合に有効な方法です。本業やかけもちのアルバイトがあれば、そちらの職歴を履歴書に書くことができますし、仕事の話を聞かれたときも嘘をつかずに本業の話ができますよね。

この「風俗と一般職とのかけもち」はキャストの女性も大勢実行している働き方です。ダブルワークのメリットは職歴や実務経験だけでなく「一般的な金銭感覚を保てる」ということもあります。

アリバイ対策(知人バレ対策)としても有効で、デメリットは体力面やスケジュール調整などです。自分の体調や将来的なことを考慮して、無理がないようにしてください。

また、現在正社員として風俗専業で働いている方はなかなか時間も取りづらいと思います。やりやすいのは「派遣のアルバイトに登録しておく」方法です。週1や単発バイトもあるので、風俗業が休みの日に1度行っておくだけでも違います。こちらも無理のない範囲でご検討ください。

4. 空白期間にする(職歴なしにする場合)

面倒な説明や不安を抱えるくらいなら、空白期間(職歴なし)にする人もいます。この場合、空白期間に何をしていたか聞かれると思いますので、あらかじめ無理のない答えを用意しておきましょう。一般的な説明は以下の通りです。

■資格取得のために勉強していた・している
転職先の業務に関係する資格がある場合に良いです。実際に勉強して資格取得していると説得力が増しますが、まだの場合でも「勉強中だけど就職活動を始めた」と言えますね。

■リフレッシュ休暇を取っていた
以前に一般職についていた方におすすめです。「以前の職場で大きな目標を達成したので」や「有休消化」や「貯金が貯まっていたので、思い切って家族サービスをしていた」「若いうちにしかできないと思い、各地を旅行していた」などなど。

ちなみに「病気療養」だとどんな病気をしていたのかや、就職後の仕事に差し支えないかを気にされるので、事実でないなら言わないほうがいいでしょう。

■家族の介護をしていた
意外と本当に多い離職理由です。在宅介護の場合、1日中つきっきりになるので、ケアサービスを頼めない場合は家族の誰かが家にいる必要があります。「やっと落ち着きましたので」など、就職活動を始めた理由も考えておく必要があります。

【NG】言ってはいけないのは「自分探し」
のんびり休んでいたことにするなら「リフレッシュ休暇」で十分です!今どき探さないと自分を見つけられないような大人はちょっと問題アリ。という印象を持たれてしまいます。
この言い訳が許されるのは学生までです。探さなくてもあなたはあなただから大丈夫!

自分次第で経験が活きる!

大手グループの男子求人を見る

法人経営やアリバイ会社など、もし転職することになっても対応しやすいのはやっぱり大手!
そもそも大手企業はきちんとした一般企業のような運営体制をとっているところもあり、社会人として良い経験を積むことができるでしょう。もちろん個人経営のお店でもそうした体制のところはあるので、まじめな運営をしているお店なら経験は無駄にはなりません。

当サイト『俺の風』では「社会保険制度あり」の求人情報を絞り込むことができ、この待遇があるお店は大手グループが多いです。大手の求人をお探しの方はぜひこちらからご覧ください。

社保完備の男性求人

まとめ

実力があるのに、履歴書の職歴ひとつで希望の職種につけないのはもったいないことです。これまでにご紹介した対策をよく練ったり、身近な人がいるならその話を聞いたりして、あなたにあった方法で応募と面接を突破してください!

履歴書のことが心に引っかかり、風俗業界入りをためらっている方がいるのなら、堂々と挑戦していってほしい思います。そして、何か新しい縁や機会があって風俗業界から去ろうとしている方も、これまでの経験を十分に活かして、新天地で頑張ってくださいね!

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ZAWA

ブラック会社からの脱出に成功した経験を持つライター。転職は「妥協・諦め」ではなく「意欲」が大事だと実感している。猫好き。おっぱい星への片道切符を握りしめている。